2.おしっこ

 部屋に着くと、着替えるまもなくあの雑誌をカバンからとりだしました。テーブルの上において、その決して上品とはいいがたい表紙を眺めていると、なんでこんなもの買っちゃったんだろうっていう、後悔ではないけど、なんとなく自分が情けなくなるような気持ちになってきました。それでもこれから誰の目も気にせずゆっくりこの雑誌の中身をみられることにとてもワクワクしていました。

 よく見るとその雑誌は、ちゃんとアソコの部分は消されていて、裏本のような大胆さはありませんでした。最初に目にとまったバスタブでおしっこしている女の人の写真も、アソコの部分は消されていました。それでも黄色いおしっこをしている顔がとてもいやらしく見えました。面白かったのは、アソコは消されているのに、肛門は丸出しだってことです。これは出してもいいのかな?なんてくだらないことを考えながら、いままでにないくらいゆっくり雑誌をながめていました。みんなそれぞれに御主人様がいて、写真を撮って投稿しているようでした。あいかわらず縄でぐるぐる巻きにされていたり、ロウソクたらしたりというのはどうも好きになれませんでしたが、それでも私のしらなかった世界が広がったのは確かです。アソコにバイブをあてて外出したり、陰毛をそっちゃったり、3Pとか、汚いんだけど浣腸とか、実際に写真を投稿する人がいるってことは、みんな結構、こういうことしてるのかな?もしかして私、マゾなのかな?

 実はちょっとまえからおしっこしたいなって思っていたのだけど、なんかドキドキしちゃって、ソワソワしちゃって、トイレに行けないでいました。普段ならなんのことはない、トイレにいってすることしてとっとと出て来てはいおしまいという、なんでもないことのはずなのに、どうしてこんなにドキドキしちゃうんだろう?雑誌のなかの投稿写真には投稿者のコメントがあって、ずっとずっとおしっこをがまんさせて、もう限界ってところでじゃーってするのが気持ちいいっていうようなのがあったのね、それで、私もちょっと我慢してみようかなっておもって、限界が来て、おもいっきりするところ考えてたら、ヘンにドキドキしてきちゃったんです。

 私はコーヒーを入れて、それを飲みながら雑誌を眺めていました。じつはもう2杯目。おしっこしたいなって思ってから、2杯目を入れてきました。たまにどうしてもトイレに行きたいって思うけど、しばらくするとすっかり忘れていて、またコーヒーをのみながら雑誌を見ていました。そのうち、がまんできないっていう感じが周期的に来るようになってきました。太ももがさわさわとむずがゆくなって、胸もなんだか敏感になったような感じで、心臓がバクバクいっています。なんでこんなにドキドキするの?こんなの初めて。

 2杯目のコーヒーを飲み終わった頃から、もう落ち着いて雑誌を見ていることもできなくなってきました。そういえば、店番しているときからいっぱいお茶やらジュースやら飲んで、トイレもろくにいってなかったなあ。足をぎゅっとすぼめて、アソコを手でおさえつけないといてもたってもいられないこともあります。そういう状態で数分がまんしていると、またその波が遠ざかっていきます。でももう、完全に忘れることはなくて、トイレにいきたい欲求はどんどん強くなっていきます。じっとしているのも辛くて、部屋の中をクルクルと歩き回ったりしていました。それでももっともっとおしっこがたまるようにって、今度はジュースを飲んだりして、私ってやっぱマゾなのかもしれない。

 私は服を全部脱いで裸になりました。バカみたいって思われるかもしれないけど、雑誌のなかの写真がどうしてもわすれられなくて、裸でおしっこを我慢していたのです。あの写真のなかのひとたちのように、たったまま足を広げてみたり、しゃがんでみたりしました。服を脱いでいるあいだ、カラダ中が敏感になっているのに気づきました。胸も背中も太ももも、みんなソワソワしていて、感じやすくなっていました。私は両手でアソコをおさえながら絨毯の上で膝を曲げてまるくなり、いまにもでそうなのを懸命に我慢していました。

 最初にトイレにいきたいと思ってからもう1時間以上たっていました。私は中腰になってアソコをおさえながらなんとか浴室にたどり着きました。そこで洗面器を下において、そのうえにしゃがみ込みました。あの写真の人のように。もういつでもだしていいんだけど、ギリギリまで我慢しようとおもって耐えていました。本当にどうにもがまんできなくておしっこがでてしまうというのを私は初めて経験しました。どんなに力をいれても、それを無視しておしっこがでてきちゃうんです。一回ちょっとでも出て来たら、もうあとはとまりません。力が抜けて、すごい勢いででてきました。それがトイレではなく洗面器のなかにジャーと音をたててたまっていきます。おしっこをしながら私はおもわず声をだしてしまいました。こんな快感は初めてです。してしまった後も、まるでイッちゃった後のような気持ち良さがのこりました。洗面器にたまった自分のおしっこをみても、あまりきたないとおもいませんでした。それより、よくこんなにいっぱいおなかの中にたまっていたもんだなって関心したくらいです。やっぱへんですね、私。

 次の日バイトに行くと、私はHな雑誌のコーナのなから、「おしっこ」とか「おもらし」という特集のものを3冊みつけてカバンにいれ、お金を払いました。そしてジュースを飲みながら、帰りの時間が来るのを待っていました。

続く

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